[1]
を実数とする.座標平面上の放物線 は放物線 と つの共有点をもち,一方の共有点の 座標は を満たし,他方の共有点の 座標は を満たす.
(1)点 のとりうる範囲を座標平面上に図示せよ.
(2)放物線 の通りうる範囲を座標平面上に図示せよ.
[2]
複素数 に対して整式 を考える. を虚数単位とする.
(1) を複素数とする. が成り立つとき, をそれぞれ で表せ.
(2) がいずれも 以上 以下の実数であるとき, のとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ.
[3]
関数 に対して, のグラフを とする.点 における の接線を とする.
(1) と の共有点で と異なるものがただ つ存在することを示し, その点の 座標を求めよ.
(2)(1)で求めた共有点の 座標を とする. 定積分 を計算せよ.
[4]
以下の問いに答えよ.
(1)正の奇数 と正の整数 が を満たしているとする. を で割ったあまりが を で割った余りと等しいならば, を で割った余りは を で割った余りと等しいことを示せ.
(2)正の整数 が を満たしているとする.このとき, に対して となるような正の奇数 が存在することを示せ.
(3) は(2)の通りとし,さらに が で割り切れるとする. を で割ったあまりは を で割った余りと等しいことを示せ.
(4) を で割った余りを求めよ.
[5]
を正の実数とする. における の関数 を,座標平面上の 点 , 間の距離 の 乗として定める.
(1) の範囲に となる がただ1つ存在することを示せ.
(2) 以下が成り立つような の範囲を求めよ.
における の関数 は,区間 のある点において最大になる.
[6]
定数 に対し, が についての恒等式であるとする.
(1) であるとき, を で表せ.
(2) とする. が定数 を用いて
と表されているとき,有理数を係数とする についての整式 と で
を満たすものを 組求めよ.
2021年(令和3年)東京大学-数学(理科)[1]
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