[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2014年(平成26年)東京大学前期-数学(文科)[1]

2022.03.09記

[解答]
(1) f(x)=-2\{x-(2t-3)\}^2+t^3-9t^2+15t より f(x) の最大値は t^3-9t^2+15t である.

(2) g(t)=t^3-9t^2+15t により g'(t)=3(t-1)(t-5) であるから g(t)t=5 で極小値 g(5) をとる.

解と係数の関係を利用すると g(t)-g(5)=(t-5)^2(t+1)因数分解できるので増減表は

t -1 \cdots -\dfrac{1}{\sqrt{2}} \cdots 1 \cdots 5 \cdots
g' + + + 0 - 0 +
g g(5) \nearrow \nearrow g(1) \searrow g(5) \nearrow

のようになる.よって求める最小値は g(-5)=-25 である.