[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1993-01-01から1年間の記事一覧

1993年(平成5年)東京都立大学理系-[1]

2020.05.15記 [1] 実数 は をみたすとする. なる実数 に対して が成り立つことを示せ.また,等号が成り立つのはどんな時か.2020.05.15記 都立大はA日程。数学科は理系数学以外に数学科専用問題がある。 だから、 のうち0以上のものが1つ、0以下のものが2…

1993年(平成5年)岡山大学-数学[x]

2020.04.10記 実数 に対して は より大きくない最大の整数を表すものとする。例えば 、 である。また、数列 , ,, を で定める。 を で割った余りを求めよ.2020.04.10記 何かメモが見つかったので文理、問題番号は不明。いつか調べる。 であるから、 を …

1993年(平成5年)東京大学後期-数学[3]

2020.08.10記 [3] 放物線の一部 , を 軸のまわりに回転してできる回転体型の容器に水を満たし,このなかに,半径 の鉛の球を,それが容器につかえて止るまでゆっくり沈めた.ただし,鉛直線を 軸とする。このとき次の問いに答えよ.(1) もとの水面の高さか…

1993年(平成5年)東京大学後期-数学[2]

[2] 平面において,直線 と点 の距離を と書くことにする.さらに,相異なる3点 が与えられたとき とおく.(1)ある与えられた直線に平行な直線のうち, を最小にする直線 は三角形 の重心を通ることを示せ.(2) 異なる 3 本の直線が を最小にするならば,三…

1993年(平成5年)東京大学後期-数学[1]

2020.08.10記 [1] を 以上の自然数とする. 平面上,原点を中心とし,点 をひとつの 頂点にもつ正 角形を とする.(1) の像が に完全に重なるような1次変換を表わす行列をすべて求めよ.(2) (1)で求めた行列すべての和を求めよ.2020.08.10記 [大人の解答] …

1993年(平成5年)東京大学後期-数学

2024.01.07記 [1] を 以上の自然数とする. 平面上,原点を中心とし,点 をひとつの 頂点にもつ正 角形を とする.(1) の像が に完全に重なるような1次変換を表わす行列をすべて求めよ.(2) (1)で求めた行列すべての和を求めよ.[2] 平面において,直線 と点…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(文科)[4]

2020.07.20記 [4] の範囲にある に対し,方程式 の実数解のうち最大のものを ,最小のものを とおく. を求めよ.2020.07.20記 と の交点の 座標の最大のものが ,最小のものが だから、(とおく) はの座標が最大の枝と最小の枝で挟まれた部分の面積になる…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(文科)[3]

2024.01.07記 [3] 空間内の原点を中心とする半径 の球面 を考え, 上の定点を とする. とことなる 上の点 に対し,直線 と 平面の交点を とする. を正の定数とし,点 が ,,, を満たしながら動くとき,対応する点 の動く範囲を 平面上に図示せよ.本問の…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(文科)[2]

2024.01.07記 [2] 整数からなる数列 を漸化式 ,,(,,……)で定める. が偶数となる を決定せよ.1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR の(1)と同じ.

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(文科)[1]

2024.01.07記 [1] 3次関数 は極大値と極小値をもち,それらを区間 内でとるものとする.この条件をみたすような実数の組 の範囲を 平面上に図示せよ.2024.01.09記 [解答] が に相異2実解をもつ条件を求めれば良く,(i) 判別式正により ,つまり (ii) により…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(文科)

2024.01.07記 [1] 3次関数 は極大値と極小値をもち,それらを区間 内でとるものとする.この条件をみたすような実数の組 の範囲を 平面上に図示せよ.[2] 整数からなる数列 を漸化式 ,,(,,……)で定める. が偶数となる を決定せよ.[3] 空間内の原点を…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[6]

2024.01.07記 [6] 時刻 における座標が , で表される 平面上の点 の運動を考える.(1) の速さ,すなわち速度ベクトル の大きさ,の最大値と最小値を求めよ.(2) が の範囲を動く間に が 回以上通過する点が唯一つ存在することを示し,その点を通過する各々…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[5]

2024.01.07記 [5] と を 個ならべた列 をある人が繰返し書き写すとする.ただし,この列を で表し,これの第1回の写しを で表すとき,第2回目に書き写すときは を書き写す.の写しを とするとき,第3回目には を書き写す.以下同様に続ける.この人が を に…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[4]

2024.01.07記 [4] を 以上の自然数とし (,は実数)の形の 次関数について積分 を考える. を最小にするような が唯一組存在することを示し,そのような と の最小値を求めよ.本問のテーマ Legendre 多項式 回帰直線 2024.01.09記 何も考えずに解くのが一…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[3]

2024.01.07記 [3] 平面内に次の二つの集合 , を考える. ,, 上にない 点 , に対し, , を , と交らない線分又は折れ線で結ぶときの経路の長さの最小値を で表す. 点, に対し となる点 の軌跡を 平面上に図示せよ.本問のテーマ ホイヘンスの原理(と…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[2]

2024.01.07記 [2] 整数からなる数列 を漸化式 ,,(,,…) によって定める.(1) が偶数となることと, が の倍数となることは同値であることを示せ.(2) が の倍数となるための条件を(1)と同様の形式で求めよ.2024.01.08記 [解答] (1) mod 2 で考える. …

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)[1]

2024.01.07記 [1] すべての面が合同な四面体 がある.頂点 ,, はそれぞれ ,, 軸上の正の部分にあり,辺の長さは ,,()である.四面体 の体積を とするとき,次の極限値を求めよ. 本問のテーマ 等面四面体 2024.01.08記 の定義域が のため を に近づ…

1993年(平成5年)東京大学前期-数学(理科)

2024.01.07記 [1] すべての面が合同な四面体 がある.頂点 ,, はそれぞれ ,, 軸上の正の部分にあり,辺の長さは ,,()である.四面体 の体積を とするとき,次の極限値を求めよ. [2] 整数からなる数列 を漸化式 ,,(,,…) によって定める.(1) …