[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1924-02-01から1ヶ月間の記事一覧

1924年(大正13年)東京帝國大學工學部圖畫

[1] ハ平面上ノ一點ノ立面投象圖トス圓中點ガニ合スル樣ニ平面上ニ於クトキ立面及ビ水平ノ投象圖ノ橢圓ノ長軸及ビ短軸ヲ求メ橢圓ヲ描クコト、水平面トヲナス圓ノ接線ヲ引クコト。圖省略[2] 二平面ガ重ナリテ平面ハ點ノ周リニ一定角速度ニテ廻轉シテ居ル。又…

1924年(大正13年)東京帝國大學工學部化學

[1] 次の場合に現はるる状況を記し且つ其の所以を説明せよ。 (a) 砂糖の飽和水溶液に無水アルコールを加へし時、 (b) 硝酸銀の飽和水溶液に食鹽水を加へし時、 (c) 過クロル酸カリ(過鹽素酸カリ)飽和水溶液に鹽化カリの飽和水溶液を加へし時。[2] 硝酸の製法…

1924年(大正13年)東京帝國大學工學部物理學

[1] 空氣を完全氣體なりと假定し其定壓比熱及び定積比熱の値より熱の仕事當量を計算せよ。但し標準状態に於ける空氣の密度は0.00129、定壓比熱は0.238、定積比熱は0.169なりとす。[2] 固體液體及び氣體内を音波が傳播する場合にその速度を決定する要素を問ふ…

1924年(大正13年)東京帝國大學理學部(物理科、化學科)化學

[1] 次の學語を簡單に説明せよ。 (a) 同素體、同形體 (b) 分解、解離 (c) 複鹽、錯鹽[2] 鹽素酸カリウムと二酸化マンガンと砂より酸素を製することに就き知るところを記せ。[3] 錯酸(食酢、木醋とも)の製法を記せ。[4] 或る固體金屬元素の比熱は0.11にして其…

1924年(大正13年)東京帝國大學理學部(物理科、化學科)物理學

[1] 音ノ傳播スル場合ニハ光ノ場合ノヤウニ明白ナ影ヲ生ジナイノハ何故カ。[2] 薄キれんず ガ光源 A ノ像ヲ B ニ生ズ。 ヲ動カシテ ニ移シタルトキニモ亦 B ニ像ヲ生ズ。 糎、糎ならば此ノれんずノ焦點距離ハ幾何カ。又實物ト像ノ大サノ比ハ幾何カ。 圖省略[…

1924年(大正13年)東京帝國大學理學部(物理科、化學科)力學

[1] 運動する質點(質量10瓦)ノ直角坐標ガ 糎, 糎 デ與ヘラレルトキニ、コノ運動ヲ圖ニ示シ、且ツ任意ノ點デコノ質點ニ働イテ居ル力ヲ書キ表ハセ。[2] 密度ガ一樣デ、肉ノ厚サガ半徑ノナル中空ノ球ガ斜面ノ上ヲ滑ルコトナク、轉ガリ落チルトキノ加速度ヲ計算…