[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1999-01-01から1年間の記事一覧

1999年(平成11年)東京大学後期-数学[3]

2021.01.13記 と の交点を , から へ測った角度を , とするとき,四角形は を 中心に 回転し, 倍拡大したものとなる.回転拡大は複素数を用いると簡明である. 複素平面で に対応する複素数をそれぞれ とおく.また に対応する複素数は である.(1) ,, …

1999年(平成11年)東京大学後期-数学[2]

2021.01.13記(1) と の交点を求めて 同様に だから,2点間の距離の公式より (∵)(2) tan の加法定理により だから, となり,が有理数ならば も有理数.(3) より大きく より小さい 個の異なる有理数を用意し,それらを()とする. によって定め, によって…

1999年(平成11年)東京大学後期-数学[1]

[1] (1) を正の整数とする. の範囲において とおくことにより定義される関数 が,連続関数となるように定数 の値を定めよ.(2) は , 等を用いて表せることを示し,定積分 の値を求めよ.(3) 任意の正の整数 に対して,定積分 の値を求めよ.2019.04.15記第…

1999年(平成11年)東京大学後期-数学

2024.02.11記 [1] (1) を正の整数とする. の範囲において とおくことにより定義される関数 が,連続関数となるように定数 の値を定めよ.(2) は , 等を用いて表せることを示し,定積分 の値を求めよ.(3) 任意の正の整数 に対して,定積分 の値を求めよ.[…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[4]

2024.02.11記 [4] (1) 四面体 の各辺はそれぞれ確率 で電流を通すものとする. このとき,頂点 から に電流が流れる確率を求めよ.ただし,各辺が電流を通すか通さないかは独立で,辺以外は電流を通さないものとする.(2) (1)で考えたような2つの四面体 と …

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[3]

2024.02.11記 [3] を を満たす実数とする. 平面上の放物線 を とし, 直線 に関して と対称な放物線を とする.点 が放物線 上を動き,点 が放物線 上を動くとき,線分 の長さの最小値を を用いて表せ. 2021.01.13記 [解答] と 上の点との最短距離の2倍が …

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[2]

2024.02.11記 [2] 次の2つの条件(a),(b)を同時に満たす複素数 全体の集合を複素数平面上に図示せよ.(a) , の実部はいずれも整数である.(b) である. 2021.01.13記 の実部は , の実部は となり,偏角は同じとなる. をどのように置くかの巧拙が後の計算…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[1]

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR と同じ

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)

2024.02.11記 [1] (1) 一般角 に対して , の定義を述べよ.(2) (1)で述べた定義にもとづき,一般角 ,に対して , を証明せよ.[2] 次の2つの条件(a),(b)を同時に満たす複素数 全体の集合を複素数平面上に図示せよ.(a) , の実部はいずれも整数である.(b…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[6]

2020.07.23記 [6] であることを示せ.ただし, は円周率, は自然対数の底である.2020.07.23記 ちょっと格好つけて と評価すると,評価が粗すぎて失敗する.素直に積分する. [解答] となり,,なるを用いて となる.よって, を示せば良い.ここで,下に凸…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[5]

[5] (1) を自然数とする. を とおくとき, を満たすすべての整数 について,二項係数 は偶数であることを示せ.(2) 以下の条件を満たす自然数 をすべて求めよ.条件: を満たすすべての整数 について二項係数 は奇数である. 本問のテーマ Kummer の定理 20…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[4]

2024.02.11記 [4] 空間において 平面上に円板 があり 平面上に円板 があって以下の 条件を満たしているものとする.(a) , は原点からの距離が 以下の領域に含まれる.(b) , は一点 のみを共有し, はそれぞれの円周上にある.このような円板 と の半径の和…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[3]

2024.02.11記 [3] を を満たす実数とする.(1) 四面体 の各辺はそれぞれ確率 で電流を通すものとする.このとき,頂点 から に電流が流れる確率を求めよ.ただし,各辺が電流を通すか通さないかは独立で,辺以外は電流を通さないものとする.(2) (1)で考えた…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[2]

2024.02.11記 [2] 複素数 (,,…)を , によって定める. ただし は虚数単位である.(1) すべての自然数について が成り立つことを示せ.(2) 実数 に対して, を満たす の個数を とおく.このとき, を求めよ.2020.01.12記 [解答] (1) 三角不等式より が…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)[1]

2024.02.11記 [1] (1) 一般角 に対して , の定義を述べよ.(2) (1)で述べた定義にもとづき,一般角 ,に対して , を証明せよ.2021.01.12記 [解答] (1) 点 を原点中心に反時計回りに 回転させた点を と定義する.(2) 点 を原点中心に反時計回りに 回転させ…

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(理科)

2024.02.11記 [1] (1) 一般角 に対して , の定義を述べよ.(2) (1)で述べた定義にもとづき,一般角 ,に対して , を証明せよ.[2] 複素数 (,,…)を , によって定める. ただし は虚数単位である.(1) すべての自然数について が成り立つことを示せ.(2…