[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1998-01-01から1年間の記事一覧

1998年(平成10年)東京大学後期-数学[3]

2024.02.07記 [3] グラフ とは有限個の頂点の集合 とそれらの間を結ぶ辺の集合 からなる図形をする.各辺は丁度2つの頂点, を持つ.頂点以外での辺同士の交わりは考えない.さらに,各頂点には白か黒の色がついていると仮定する.例えば,図1のグラフは頂点…

1998年(平成10年)京都大学前期-数学(理系)[4]

2022.05.26記 [4] は自然数で は定数とする.平面上の点を頂点とし,原点と点を通る放物線を考える.この放物線と軸で囲まれる領域の面積を,この領域の内部および境界線上にある格子点の数をとする.このとき,極限値を求めよ.ただし 平面上の格子点とはそ…

1998年(平成10年)東京大学後期-数学

2024.02.07記 [1] 平面上の点 を中心とし半径が の円周 と, を中心とし半径が の円周 を与える. の平面上の3点 ,, を頂点とし,角 が直角になるような直角二等辺三角形 に関して次の問いに答えよ.(1) 点 が円周上を動き,点 が円周上を動くとき,第3の…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)[4]

2024.02.07記 [4] 空間に3点 ,, をとる. を1つの面とし, の部分に含まれる正四面体 をとる.さらに を1つの面とし,点 と異なる点 をもう1つの頂点とする正四面体 をとる.(1) 点 の座標を求めよ.(2) 正四面体 の の部分の体積を求めよ.2021.01.11記 …

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)[3]

2024.02.07記 [3] (1) は を満たす角とする. となる を で表し,そのグラフを 平面上に図示せよ.(2) は を満たす角とする. を満たす角 ,,,… を で定める. を 以上の整数として, となる の個数を で表せ.本問のテーマ テント写像(パイこね変換)202…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)[2]

2024.02.07記 [2] ,は実数で,とする. 平面に原点 および 点 , をとる.(1) が鋭角三角形となるための , の条件を不等式で表し,点 の範囲を 平面上に図示せよ.(2) , を整数とする., が(1)で求めた条件を満たすとき,不等式 が成り立つことを示せ.2…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)[1]

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR に同じ

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)

2024.02.07記 [1] は0でない実数とする.関数 の極大値と極小値の差が最小となる の値を求めよ.[2] ,は実数で,とする. 平面に原点 および 点 , をとる.(1) が鋭角三角形となるための , の条件を不等式で表し,点 の範囲を 平面上に図示せよ.(2) , …

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[6]

2024.02.07記 [6] 空間に5点 ,,,, をとる.四角錐 の を満たす部分の体積を求めよ.本問のテーマ シュタインメッツの立体(Steinmetz solid) 2020.09.26記 この問題の隠された秘密は,四角錐の高さを 倍にしたものを6個用意するということなのだが,これ…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[5]

2024.02.07記 [5] は をみたす実数とする. 平面にベクトル , をとり,点 ,,,,… を で定める.ただし, は原点で, および はベクトルの内積を表す.とおく.数列 , がともに収束する の範囲を求めよ. さらに,このような に対して,極限値 , を求め…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[4]

2024.02.07記 [4] 実数 に対して をみたす整数 を で表す. を正の整数として, とおく. 個の整数 ,,,…, のうち相異なるものの個数を を用いて表せ.2021.01.12記 なら が確実に成立します.また, なら または となり,連続する整数値をとることになり…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[3]

2024.02.07記 [3] 平面に2つの円 , をとり, を 軸と , に接する円とする.さらに,,,… に対して を 軸と , に接する円で とは異なるものとする. の半径を , と 軸の接点を として,, とおく.(1) は整数であることを示せ.(2) も整数で, と は互い…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[2]

2024.02.07記 [2] を正の整数とする.連立不等式 をみたす 空間の点 で,,, がすべて整数であるものの個数を とおく.極限 を求めよ.本問のテーマ エルハート多項式(数え上げ関数)(2021.01.21記) 2021.01.08記 を頂点とする立方体に内接する正四面体の…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)[1]

2024.02.07記 [1] は0でない実数とする.関数 の極大値と極小値の差が最小となる の値を求めよ. 2020.09.30記 の係数が ()の3次関数 の極大値と極小値(が存在する場合)の差は の2解を ()とするとき,極大値は ,極小値は だから, となる. [解答] は…

1998年(平成10年)東京大学前期-数学(理科)

2024.02.07記 [1] は0でない実数とする.関数 の極大値と極小値の差が最小となる の値を求めよ.[2] を正の整数とする.連立不等式 をみたす 空間の点 で,,, がすべて整数であるものの個数を とおく.極限 を求めよ.[3] 平面に2つの円 , をとり, を 軸…