2013年(平成25年)東京大学前期-数学(理科)[3] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
の(1)のみ.該当する部分を切り貼りしておく.
2022.03.10記
非常に考えにくい問題.何に着目するかによって難しさが変わる.
[解答]
が得点をするのは裏が偶数回出た後に表が出たとき, が得点をするのは裏が奇数回出た後に表が出たときである.
(a) が2対0で勝つとき:
回目が表であり, 回までに裏が 回,表が1回出てコインが にあるので, は偶数であり,裏が 回出るうちの偶数回目(0回目の含む)の裏が出た次に表が1回でるので、 回目の 通りあるから
が偶数のとき ,
が奇数のとき
となる.
(b) が2対1で勝つとき:
回目が表であり, 回までに裏が 回,表が2回出てコインが にあるので, は奇数であり,裏が 回出るうちの偶数回目(0回目の含む)の裏が出た次に表が1回でて(回目の 通り)、奇数回目の裏が出た次に表が1回でる(回目の 通り)ので, 通りあるから
が偶数のとき ,
が奇数のとき ,
となる.
以上から,
が偶数のとき ,
が奇数のとき ,
となる.