[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1913年(大正2年)東京帝國大學理科大學物理科-數學[1]

[1] \dfrac{d}{dx}\,\dfrac{a+bx}{\sqrt{1+2px+qx^2}}ヲ作リ,ソレガ\dfrac{\textrm{const}}{\sqrt{(1+2px+qx^2)^3}}ノ形ニナル條件を書ケ.

2019.03.07記

問題文は文献によっては\dfrac{d}{dx}\,\dfrac{a+bx}{\sqrt{1+2px+qx^2}}ヲ作リ,ソレガ\dfrac{\textrm{const}}{\sqrt[3]{(1+2px+qx^2)}}ノ形ニナル條件を書ケ.となっているが、それは問題としておかしい。

\dfrac{d}{dx}\,\dfrac{a+bx}{\sqrt{1+2px+qx^2}}=\dfrac{(bp-aq)x+b-ap}{\sqrt{(1+2px+qx^2)^3}}であるから、求める必要十分条件bp-aq=0