[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1924年(大正13年)東京帝國大學理學部(物理科、化學科)化學

[1] 次の學語を簡單に説明せよ。
(a) 同素體、同形體
(b) 分解、解離
(c) 複鹽、錯鹽

[2] 鹽素酸カリウム二酸化マンガンと砂より酸素を製することに就き知るところを記せ。

[3] 錯酸(食酢、木醋とも)の製法を記せ。

[4] 或る固體金屬元素の比熱は0.11にして其の密度は7.85なり。又其の酸化物は30.06%の酸素を含めり。此の元素の精密なる原子量を求む。


2019.04.17記
[3] 1920年(大正9年)東京帝國大學工學部化學[3]と同じ問題

[4] 1920年(大正9年)東京帝國大學工學部化學[4]とほぼ同じ問題。
比熱の單位は\mbox{cal/g}で、密度の單位は\mbox{g/cm}^3
酸化物を\mbox{X}_m\mbox{O}_nと考え、\mbox{X}の原子量をxとするとx\approx\dfrac{7}{3}\cdot\dfrac{16m}{n}=37.333\cdot\dfrac{m}{n}となる。m=2,n=3とするとx=56となって鉄と考えることができる。比熱も0.11で問題なさそう。