[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1920年(大正9年)東京帝國大學理學部(物理科)物理學

[1] 銅の young:s modulus は平方粍につき約12000瓩なり之をC,G,S,絶對單位にて云ひ表はせ。

[2] 容器中に密閉せる氣體を眞空にしたる容器と連絡せる Jaule の實驗を記し其分子物理學に於ける意義を説け。

[3] 波長\lambdaをミクロンにて表はす時或フリント硝子の光の屈折率\mu\mu=1.555+\dfrac{5.96\times 10^{-3}}{\lambda^2}にて與へらる。波長 0.546 ミクロンの水銀線に對する屈折率を計算せよ。但し5.461^2=29.82

[4] 電流の通ずる Circular Coil の中心に於ける磁場の強さを計算せよ。

[5] 一つの Condenser を直流と交流との電線に連絡したる時に於ける差に就いて述べよ。

[6] X線に就て知る所を記せ。