[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1924年(大正13年)東京帝國大學工學部物理學

[1] 空氣を完全氣體なりと假定し其定壓比熱及び定積比熱の値より熱の仕事當量を計算せよ。但し標準状態に於ける空氣の密度は0.00129、定壓比熱は0.238、定積比熱は0.169なりとす。

[2] 固體液體及び氣體内を音波が傳播する場合にその速度を決定する要素を問ふ。

[3] ニユートン輪を用ゐ光の波長を測定する算式を求む。

[4] 蓄電池あり定抵抗1オームの外部回路に放電して10時間に電位差2.1ヴオルトより1.9ヴオルトに降下したりとす。電位差が一樣の割合にて降下したりと假定せば此時間内に外部に供給したる總エネルギー幾何なりや。