[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1933年(昭和8年)東京帝國大學農學部-數學[2]

2022.08.10記

[2] 長サ5米ノ\rm ABナル直線ノ\rm A端及ビ\rm B端ハ夫々直交スル両軸上ヲ移動スルモノトス.今\rm A端ハ兩軸ノ交點ヨリ4米ノ點ニ在リ.其點ニ於ケル\rm A端ノ速度ガ毎秒6糎ナルトキ,\rm B端ノ速度ヲ求ム.

2022.08.11記

[解答]
{\rm A}(x,0){\rm B}(0,y) とすると
x^2+y^2=25
であるから,
2x\dfrac{dx}{dt}+2y\dfrac{dy}{dt}=0
であり,今 x=4,y=3,\dfrac{dx}{dt}=6 であるから\dfrac{dy}{dt}=-8となる.
よって\rm B端の速度は毎秒8cmである.