[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1949年(昭和24年)東京大学(新制)-数学(解析I)[4]

[4] 次の (\quad\quad ) になかへ適當な言葉又は式を入れよ.但しこゝで abc 及び xy の値は何れも實數値のみを考えるものとする.
筆者注) a\neq 0 とする.

y=ax^2+bx+c において

1. x の値をどのようにとつても,y の値はある一定の値を超えないならば,a の値は (\quad\quad ) である.

2. x の値をどのようにとつても,y の値がいつも正なら,a (\quad\quad )b^2-4ac(\quad\quad ) である.

3. x の値をどのようにとつても,y の値がいつも負なら,a (\quad\quad )b^2-4ac (\quad\quad ) である.

4. x の値によつて,y の値が正にも負にもなり得るならば,b^2-4ac (\quad\quad ) である.

5. x の値を適當にとれば,y はどんな値でもとり得るならば,a の値は (\quad\quad ) である.

2024.11.03記

[解答]
1. x の値をどのようにとつても,y の値はある一定の値を超えないならば,a の値は(負)である.

2. x の値をどのようにとつても,y の値がいつも正なら,a (\gt 0)b^2-4ac(\lt 0) である.

3. x の値をどのようにとつても,y の値がいつも負なら,a (\lt 0)b^2-4ac (\lt 0) である.

4. x の値によつて,y の値が正にも負にもなり得るならば,b^2-4ac (\gt 0) である.

5. x の値を適當にとれば,y はどんな値でもとり得るならば,a の値は (0) である.