[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1950年(昭和25年)東京大学(新制)-数学(幾何)

[1] 次の f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 の中に適當な數を入れよ.

(10,\,2)(2,\,-2) を通る直線がある.

(1) この直線の方程式は y= f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 x+ f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 である.

(2) この直線の勾配は f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 である.

(3) この直線が x 軸と交わる點の座標は f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 である.

(4) この直線が y 軸と交わる點の座標は f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 である.

(5)この直線と x 軸に關して對稱な直線の方程式は y= f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 x+ f:id:spherical_harmonics:20200325010315j:plain:h24 である.

[2] 次の事柄は正しいか,正しいときには番號の前の□の中に○印をつけよ.正しくないときには番號の前の□の中に×印をつけて,正しくないことを示す例をあげて簡單に説明せよ.

□(1)水平な直線に垂直な直線は鉛直である.

□(2)鉛直な直線に垂直な直線は水平である.

□(3)二つの四角形の對應する四つの角が等しければ,この二つの四角形は相似である.

□(4)一つの圓で中心角の大きさと,これに對する弦の長さは比例する.

□(5)\sin A\cos Aとは反比例する.但しAは鋭角とする.

[3] 次の事柄は成り立つか,成り立つときは,番號の前の□の中に○印をつけよ.そうでないときには,番號の前の□の中に×印をつけてその成り立たないことを示す圖をえがけ.

□ (1) 外角の和が4直角である凸多角形は四角形である.

□ (2) 對應する二邊と一角の等しい二つの鋭角三角形は互に合同である.

□ (3) 半徑の等しい圓においては,長さの等しい弦の上に立つ圓周角は相等しい.

□ (4) 三角形を作る三直線から等距離にある點は,この平面上に四つある.

[4] 一つの楕圓の焦點を \rm F_1\rm F_2 とする.この楕円上の一點を \rm Q とし \triangle\rm F_1QF_2 の頂點 \rm Q における外角の二等分線に,焦點から下した垂線の足 \rm P は定圓周上にあることを證明せよ.

[5] 相交わる二定圓の一つの交點 \rm A を通る任意の直線が再びこと二圓と交わる點を \rm Q\rm R とするとき,線分 \rm QR を定比に分ける點 \rm P の軌跡は何か.

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