[4](旧課程) を実数の定数とするとき, をみたす相異なる は, の範囲にいくつあるか.
2023.08.18記
[解答]
与えらえた式は
となる.
与えらえた式は
となる.
(i) のとき から は の範囲に2個.
(ii) のとき
与えらえた式は
となるので, とおき,とおくと
放物線
と
直線
の における交点の個数を数えれば良い.
ここで に対する の個数は のとき1個,それ以外のときは2個になることに注意する.……(★)
また, と が接するのは (接点)と(接点)であり, が を通るのが であることに注意すると
(a) のとき の範囲に解を 1 つだけ持つので は1個,つまり は2個
(b) のとき の範囲に解を 1 つだけ持つので は1個,つまり は2個
(c) のとき という解を 1 つだけ持つので(★)により は1個
(d) のとき解なしなので は0個
(e) のとき という解を 1 つだけ持つので は2個
(f) のとき と の範囲に解を 1つずつ持つので は2個,つまり は4個
(g) のとき の範囲に解を 1個持ち,という解を持つので(★)により は3個
(h) のとき の範囲に解を 1つだけ持つので は2個
となる.以上をまとめて
のとき2個,
のとき1個,
のとき0個,
のとき2個,
のとき4個,
のとき3個,
のとき2個
となる.
理系の範囲で解くなら,
と の交点の個数を数え, に対する の個数が のとき1個,それ以外のときは2個になることに注意して の個数を数えれば良い.