[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1991年(平成3年)東京大学前期-数学(文科)[3]

2024.01.05記

[3] 二辺の長さが 1a の長方形の頂点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{C}\mbox{D} および対角線の共有点 \mbox{E} を中心として,半径 r の円を 5 つえがく.どの 2 つの円の内部も共通部分をもたないようにして半径 r を最大にするとき,5 つの円が長方形から切りとる面積を S(a) とする.aの関数 \dfrac{S(a)}{a} のグラフの概形をえがけ.

2024.01.06記

[解答]
r の最大値 R
\min\left\{\dfrac{1}{2},\dfrac{a}{2},\dfrac{\sqrt{a^2+1}}{4}\right\}
である.また,S(a)=2\pi R^2 である.

(i) 0\lt a\lt \dfrac{1}{\sqrt{3}} のとき
R=\dfrac{a}{2} より \dfrac{S(a)}{a}=\dfrac{\pi a}{2}

(ii) \dfrac{1}{\sqrt{3}}\lt a\lt \sqrt{3} のとき
R=\dfrac{\sqrt{a^2+1}}{4} より \dfrac{S(a)}{a}=\dfrac{\pi (a^2+1)}{8a}

(iii) \sqrt{3}\lt a のとき
R=\dfrac{1}{2} より \dfrac{S(a)}{a}=\dfrac{\pi}{2a}

となるので,これらを図示すれば良い.

(図示略)