2020.04.03記
2020.04.03記
問題文がおかしかったが、文献が1つだけなので比較できず妥当な問題文 に変更した。これが正しい問題文とは限らないことに注意しておく。
は狭義単調であるとする。 とすると、 となるから、一方の尺に長さ で目盛を刻み、もう一方の尺に(基点と呼ぶことにする)を設け、基点から長さ で目盛を刻む。
このとき、 の尺の に の尺の 基点を合せて、 の尺の と合う の尺の場所が なる。
2020.04.06記
は狭義単調であるとする。
まず、計算図表において、3本の平行線を等間隔に引き、左側の線に で目盛を刻み、右側の線に で目盛を刻むと、 と の中点には が対応するので、真ん中の線に を刻めば、左側の線の と右側の線 を結ぶ直線と真ん中の線の交点が、 として得られることがわかる。
この計算図表だと、求める軸が内分点となるので、計算尺としては使いにくいので、外分点で表現することを考える。
は狭義単調であるとする。
3本の平行線を等間隔に引き、左側の線に で目盛を刻み、真ん中の線に で目盛を刻むと、右側の線には、 が対応するので、右側真ん中の線に を刻めば、左側の線の と真ん中の線 を結ぶ直線と右側の線の交点が、 として得られることがわかる。
これを計算尺で表現する(平行線は横向きの直線であると考える)
1本目の尺の上側に で目盛を刻み、下側に普通の定規の目盛をつける
2本目の尺の上下に普通の定規の目盛を 0 が同じ場所にくるようにつけ、真ん中に で目盛を刻む
3本目の尺の上側に普通の定規の目盛をつけ、下側に で目盛を刻む。
ここで、3本の尺の普通の定規の目盛の0をカーソル線にあわせたときに の関係があるように尺の上側の目盛を刻んでおくものとする。
この計算尺を用いて計算する方法は、
1. カーソル線で、1本目の尺の上側の と 2本目の尺の上側の をあわせる。
2. このとき、1本目の尺の下側の 0 に対応する2本目の尺の上側の数字を読みとり、それを とする(負の数になることもある)
3. 2本目の尺の下側の 0 に3本目の尺の上側の をあわせる。
4. カーソル線で、3本目の尺の下側の数字 を読みとる。
と、ここまで書いてみて思ったが、カーソル線を使うのであれば、わざわざ外分にしなくても、内分のままでもできなくもない。ただその場合、外分のときに用いた普通の定規で対応する数字の読みとりが、少々面倒になる(外分なので2つの定規で対応する数字が隣り合うが、内分の場合は離れてしまうので、カーソル線上の数字を読みとって引き算をしなければならなくなる)。