[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1950年(昭和25年)東京大学(新制)-数学(解析I)[5]

[5] \log_2 =0.3010\log_3 =0.4771 を用いて次の値を求めよ.

(1) \log 125

(2) \log \cos 30^{\circ}

(3) \log \sqrt[3]{0.2}

(4) 6^{52} の桁數

2024.11.04記
これは常用対数である.

[解答]
(1) 3\log 5 =3(1-\log 2)=3\cdot 0.6990 = 2.0970

(2) \dfrac{1}{2}\log 3-\log 2= -0.06245

(3) \dfrac{1}{3}(\log 2 -\log 10)=-0.2330

(4) \log 6^{52}=52(\log 2+\log 3)=40.4612 により 41 桁.

河合塾72年では、指標と仮数を使って

(2) \dfrac{1}{2}\log 3-\log 2= -0.06245=-1+0.93755 = \overline{1}.93755

(3) \dfrac{1}{3}(\log 2 -\log 10)=-0.2330=-1+0.7670=\overline{1}.7670

のように表記しているが,どちらでも良い.