[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2006年(平成18年)東京大学前期-数学(理科)[4]

2021.01.31記

[解答]
(1) 9通り確認すると (x,y,z)=(3,3,3),(3,3,6)

(2) a^2+b^2+c^2=abcb^2+c^2+z^2=bcz から z^2-a^2=bc(z-a) より,z=bc-a とすれば,(1) より (A) をみたす解は b\geqq 3 をみたすので,z=3c-a\geqq 2c+(c-a)\gt 0 となるので,(b,c,bc-a) は(A) をみたし,題意は示された.

(3) (2) の操作を繰り返すと z が単調に増大する解が次々と得られるので,(A) を満たす組は無数に存在する.