2024.04.13記
[1] 個の異なる色を用意する.立方体の各面にいずれかの色を塗る.各面にどの色を塗るかは同様に確からしいとする.辺を共有するどの二つの面にも異なる色が塗られる確率を とする.次の問いに答えよ.
(1) を求めよ.
(2) を求めよ.
2024.04.13記(15:14)
十分 が大きいとき,各面に塗られる6つの色が異なる確率は1に近づくので(2)の答が1となることは予想できる.
[解答]
(1) 3つの面が互いに隣り合わせとなるので少くとも3色以上必要である.
(1) 3つの面が互いに隣り合わせとなるので少くとも3色以上必要である.
(i) ちょうど3色用いるとき,向い合う3組の面は同じ色となるので 通り
(ii) ちょうど4色用いるとき,向い合う3組の面のうち2組は同じ色で,1組は異なる色となる.異なる色となるペアを選ぶ選び方が3通りで,その面の塗り方は 通り,残りの2組の塗り方は 通りなので,合計 通り
以上から求める確率は となる.
(2) のとき, は異なる6色で塗る確率よりも大きいので
が成立する.
であるから,はさみうちの原理により
となる.