[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1928年(昭和3年)東京帝國大學工學部-數學(全4問)

2022.08.31記

(二時間)

[1] 一剛體又は多くの剛體の集合あり.之に一平面上にある三力が働きて釣合の状態にありとす.この時には此等三力の作用線が一點に會すべきことを證明せよ.三力の大さ及び方向に就いて何か關係ありや.

[2] 方程式Ax+By+Cz+D=0は平面を表はすことを證明せよ.

[3] y=ax ^2+2a^2x+9a+3a^2+6xに就いての極大値を極小ならしむるには,aを如何に取ればよきかを決定し,而して此曲線とx軸との二交點間の曲線の長さを求めよ.

[4] y=x+\cos3 xナルトキy\dfrac{dy}{dx}及ビ\displaystyle\int_{0}{x}ydxノ表ハス圖ノ大體ヲ畫ケ.

[3] 「極小ならしむる」は「最小ならしむる」の誤り? }