[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1955年(昭和30年)東京大学-数学(解析I)

2022.01.12記

[1] 任意の実数  x,y に対して,不等式
 x^2+4xy+4y^2+10x+ay+b\gt 0
がつねに成り立つために定数  a,b の満足するべき条件を求めよ.

[2] 二つの二次方程式
 x^2+x \cos\theta+\sin\theta =0 x^2+x\sin\theta+\cos\theta =0
が少くとも一つの実根を共有するとき, \theta の値を求めよ.ただし, 0^{\circ}\lt\theta\lt 360^{\circ} とする.

[3] 図のように長方形  \rm ABCD の中にたがいに外接する二円  {\rm O},{\rm O}′ があって,円  \rm O \rm AB \rm BC に接し,円  {\rm O}′ \rm AD \rm DC に接する.
このとき二円の面積の和を円  \rm O の半径  x函数  f(x) と考えてそのグラフをえがきその函数の最大値と最小値を求めよ.
ただし  {\rm AB}=8a,{\rm BC}=9a とする.

注意. f(x) のグラフをえがくのには,右図のような座標軸を答案用紙に写しとって用いよ.

[図が2 つ]

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