2022.02.10記
[1] 一定量ののアルコールがある.今第1回目にはその半分を汲みすててのアルコールでおぎない,第1回目にはこのようにして得られたアルコールの半分を汲みすててのアルコールでおぎなう.
このように半分を汲みすててのアルコールでおぎなうことと,のアルコールでおぎなうことを交互に続けるとする.
(i)このような操作を回行ったときには何のアルコールとなるか.
(ii)この操作を限りなく続けるとき,偶数回目と奇数回目のアルコールの濃さはそれぞれどのようになるか.
[2] 甲が乙から 円を月利 で借り,かつ同時に丙に月利 で 円を貸したとする.一月ごとの複利法によって,
箇月後に甲が乙に支払うべき元利合計を 円,甲が丙から受け取るべき元利合計を 円とし,また とする.このとき には無関係で のみによって定まる定数 を適当に選べば
,
が成り立つことを示し,かつ を求めよ.ただし とする.
[3] 右の図は の投影図で,a,b,c および a′,b′,c′ はそれぞれ頂点 の平面図および立面図である.
(i) の平面と平画面とのなす角 を作図せよ.
(ii) aa′,cc′ ,b′c′ ,ab として の面積を で表せ.
注)平画面とは水平投影図のこと
[圖]
1956年(昭和31年)東京大学-数学(一般数学)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
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