[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1957年(昭和32年)東京大学-数学(解析II)[3]

2022.02.13記

[3] 右の図のように基盤の目の形に並んでいる 20 個の点から,同一直線上にない 3
個の点を選んで,それらを頂点とする三角形を作る.全部でいくつの三角形ができるか.

[図は、格子状に4×5の20点]

2022.02.18記

[解答]
20個から3個選ぶ選び方
{}_{20}\mbox{C}_3=1140 通りのうち、横に一直線となるのは 4\times {}_5\mbox{C}_3=40 通り、縦に一直線となるのは 5\times {}_4\mbox{C}_3=20 通りある。
傾きが 1/2 の一直線は2通り、傾きが -1/2 の一直線も2通り、傾きが 1 の一直線は1+4+4+1=10通り、傾きが -1 の一直線も10通りなので、求める個数は1140-40-20-2-2-10-10=1056 通りである。