[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1959年(昭和34年)東京大学-数学【幾何】(旧課程)

2024.02.24記

[1] 二つの円弧 \mbox{AC}_1\mbox{B}\mbox{AC}_2\mbox{B} が弦 \mbox{AB} の同じ側にあって,いずれも半円より大きいとする.\mbox{A} を通る直線 l が弧 \mbox{AC}_1\mbox{B}\mbox{AC}_2\mbox{B} と交わる点をそれぞれ \mbox{P}_1\mbox{P}_2 とすれば,l がどのような位置にあるとき線分 \mbox{P}_1\mbox{P}_2 の長さが最大となるか.

[2] \triangle\mbox{ABC} の内部に \triangle\mbox{A}'\mbox{B}'\mbox{C}' をとり,その三辺 \mbox{A}'\mbox{B}'\mbox{B}'\mbox{C}'\mbox{C}'\mbox{A}' はそれぞれ
\triangle\mbox{ABC} の三辺 \mbox{AB}\mbox{BC}\mbox{CA} に平行で,対応する辺の間の距離はいずれも h であるとする.\triangle\mbox{A}'\mbox{B}'\mbox{C}' の周が \triangle\mbox{ABC} の周の \dfrac{1}{2} であるとき,habc で表わせ.ただし a=\mbox{BC}b=\mbox{CA}c=\mbox{AB} とする.

[3] 直方体の頂点を図のように \mbox{A}\mbox{B}\mbox{C}\mbox{D}\mbox{A}'\mbox{B}'\mbox{C}'\mbox{D}' とし辺の長さを \mbox{AB}=a\mbox{AD}=b\mbox{AA}'=c とする.

(i) 対角線 \mbox{AC}' が平面 \mbox{A}'\mbox{BD} と交わる点を \mbox{M} とするとき,\mbox{C}'\mbox{M}:\mbox{MA} を求めよ.

(ii) 四面体 \mbox{A}'\mbox{BDC}' の体積を求めよ.


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1959年(昭和34年)東京大学-数学【幾何】(旧課程)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
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