[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1966年(昭和41年)東京大学-数学(文科)

2020.09.29記

[1] ある鉄道の旅客運賃計算規則は下記のとおりであり,それによると,距離が319 km,349 kmのとき,運賃は,それぞれ970円,1010円となる.下記の文中の a,b にあてはまる数を求めよ.ただし a,b はともに0.1の整数倍である.

旅客運賃は,距離が300 km以下の分に対しては1 kmにつき a 円,300 kmを超過した分に対しては1 kmにつき b 円として計算し,その結果において,10円未満の端数(はすう)は10円に切り上げるものとする.

[2] 平面上のある直線 lの上の任意の点(x,y)に対し,点(4x+2y,x+3y)がふたたび l の上にあるという.このような直線 l をすべて求めよ.

[3] 3直線 x+y-1=0x-y+1=0 3x+4y−5=0 で囲まれる三角形の内心の座標と,内接円の半径を求めよ.

[4] 半径1の定円\rm Oの周上に1 点\rm Aが与えられている.\rm Aを中心とする円が,円\rm Oの直径\rm AA'と交わる点を\rm R,円\rm O と交わる点を\rm P,Qとするとき,四辺形\rm APRQ の面積の最大値を求めよ.

[5](新課程) 空間の2 点 (10,2,5)(−6,10,11) を直径の両端とする球面がある.

(1) この球面が,xy 平面からきりとる円の面積を求めよ.
(2) この球面が,z 軸からきりとる線分の長さを求めよ.

[5](旧課程) 点 \rm O を中心とする定円の円周上に1 点 \rm A を固定し,\rm O とも \rm A とも異なる点 \rm P を半径 \rm OA 上にとる.点 \rm P を通り \rm OA に垂直な弦の一端における円の接線が,\rm OA の延長と交わる点を \rm Q とする.

\rm P が点 \rm A に近づくときの \dfrac{\overline{\rm PQ}}{\overline{\rm PA}} の極限を求めよ.ただし,\overline{\rm PQ}\overline{\rm PA} はそれぞれ線分\rm PQ\rm PA の長さである.


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1966年(昭和41年)東京大学-数学(文科)[5](旧課程) - [別館]球面倶楽部零八式markIISR