2021.10.10記
[解答]
(1)を2回微分すると,
,
となるので
が任意の1次関数 について成立する.よって, のときに成立することが必要であり,
,
が成立することが必要であるが,定積分の線型性により,この2つが成立すれば任意の1次関数についても成立するので必要十分.よって,任意のについて
…(i),…(ii)
が成立する.(i)(ii) より,
が任意のについて成立するので, となり,(i)から となる.
(2)より だから, となる.
同値性に混乱する人のために注意しておく.
「(1) と与えられた条件」は、と同値であり,
「(2) と与えられた条件」は、と同値であるから,
「(1)(2) と与えられた条件」は、かつと同値となり,よって と同値となる.