2023.08.22記
[6] 平面の第1象限にある点 を頂点とし,原点 と 軸上の点 を結ぶ線分 を底辺とする二等辺三角形()の面積を とする.この三角形と不等式 で表される領域との共通部分の面積を求め,これを の関数として表せ.
本問のテーマ
を自分自身にうつす一次変換
2020.11.25記
を自分自身にうつす一次変換
を自分自身にうつす一次変換は , または , のいずれかに限られるが,ここでは前者に着目する.
また,原点と のから までの弧()で作られる部分の面積が、となることは有名で,これが ,, としたときの
線分,線分,の弧で囲まれる部分の面積に等しいことも有名.
[解答]
とする.
1次変換 で全体をうつしても面積は変わらないので, で囲まれる三角形と の共通部分の面積を求めれば良い.
とする.
1次変換 で全体をうつしても面積は変わらないので, で囲まれる三角形と の共通部分の面積を求めれば良い.
(i) のとき
のときの の における接線が となることに注意すると,
は の領域にあるので
(ii) のとき と の交点の 座標を , と の交点の 座標を とすると,共通部分は
と を結ぶ線分, と を結ぶ線分, と を結ぶ の弧で囲まれる部分の面積
と
と と を3頂点とする三角形の面積
の和であるから,
となる. と の交点を求めると , であるから,