[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1999年(平成11年)東京大学前期-数学(文科)[3]

2024.02.11記

[3] cc\gt \dfrac{1}{4} を満たす実数とする.xy 平面上の放物線 y=x^2A とし,
直線 y=x-c に関して A と対称な放物線を B とする.点 \mbox{P} が放物線 A 上を動き,点 \mbox{Q} が放物線 B 上を動くとき,線分 \mbox{PQ} の長さの最小値を c を用いて表せ.

2021.01.13記

[解答]
Ay=x-c 上の点との最短距離の2倍が\rm PQ の最小値.

A の点\Bigl(\dfrac{1}{2},\dfrac{1}{4}\Bigr) における接線は y=x-\dfrac{1}{4}
だから,求める最小値は、直線y=x-\dfrac{1}{4}y=x-cの距離の2倍で
\sqrt{2}\Bigl(c-\dfrac{1}{4}\Bigr)(∵c\gt\dfrac{1}{4}