2024.02.12記
が成立するような最大の整数 を求めよ.
[2] (1) 図1のように,等間隔 で格子状に互いに直交する 組の無数の平行線が引いてある平面が与えられている.その上に半径 の円 を無作為に落とすとき,この円がちょうど 本の線と交わる確率 を求めよ.
(2) 図2のように,半径 の円が重複なく,かつ隣り合う円と接して無数に敷き詰められた平面がある.この上に半径 の円 を無作為に落とすとき,その円 が平面上のちょうど つの円と交わる確率 を求めよ.
ただし,解答にあたり次のことを用いてよい.
平面上に共に原点 を始点とする一次独立な2つのベクトル , を考え,点 と ,, の3つのベクトルの終点の 点を頂点とする平行四辺形を とする. の領域 に対して, を と の整数係数の一次結合 によって平行移動したもの全体の和集合を とする.即ち記号で書くと
とおく.ここでは整数全体を表す.
このとき平面に 点 を無作為に落とすとき,その点が 内に落ちる確率は, の面積の平行四辺形 の面積に対する比になっている.
(図)
[3] 整数を係数とする2次方程式 で2次の項の係数が正であるものが与えられている.任意の実数 に対して,平面上の原点を中心とし半径が である単位円 上の点 を
によって定める.円周 の弧 の長さが ()であるものを固定する.そのとき各自然数 に対して区間 の部分集合
は互いに交わらない有限個の区間の和集合になっているので,それらの区間の長さの総和を で表す.このとき,を証明せよ.
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