2024.02.13記
[3] 空間内の原点 を中心とし,点 を通る球面を とする. の外側にある点 に対し, を直径とする球面と との交わりとして得られる円を含む平面を とする.点 と点 から平面 へ下した垂線の足をそれぞれ , とする.このとき, であるような点 の動く範囲 を求め, の体積は より小さいことを示せ.
本問のテーマ
束
反転
反転
2021.01.18記
まずは,束の考え方を用いて (と 平面の交線)の方程式を導く解法.
[解答]
条件は 軸に関する回転対称性をもつので, 平面での切り口を考え,それを 軸まわりに回転させれば良い.
条件は 軸に関する回転対称性をもつので, 平面での切り口を考え,それを 軸まわりに回転させれば良い.
()とおくと, を直径とする円上の点 について であるから, となる.つまり, となる.
よって, との2交点(は単位円の内部,は単位円の外部だから2円は2交点をもつ)を通る直線は
である.
よって求める条件は が の負領域, が正領域にあることから
,つまり
よって求める体積 は
次に反転を用いて条件を導く解法.一応 が か否かで場合分けしておいた.
[解答]
条件は 軸に関する回転対称性をもつので, 平面での切り口を考え,それを 軸まわりに回転させれば良い.
条件は 軸に関する回転対称性をもつので, 平面での切り口を考え,それを 軸まわりに回転させれば良い.
このとき, 平面で, を単位円に関して反転させたものが である.
よって,() とおくと,
となる.
(i) のとき,
と 平面の切り口は となる(ヘッセの標準形).
ここで, と 軸の交点を とおくと, だから,
となる.よって,
()
が成立し,求める の条件は となる.
(ii) のとき,
と 平面の切り口は
となる.よって,
が成立し,求める の条件は となる.
(これは(i)の条件で とおいたもの)
(i),(ii) より求める の条件は となり,
,つまり となる.
(以下略)