2020.09.26記
鋭角3角形になる条件は
1998年(平成10年)東京大学前期-数学(文科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
2016年(平成28年)東京大学-数学(文科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
参照。
複素平面で とするとき,三角形が鋭角三角形となる必要十分条件は が鋭角三角形となることであり,
複素平面上の3点のなす三角形が鋭角三角形となる条件 - 球面倶楽部 零八式 mark II
を用いると
かつ
である.
として条件を整理すると
かつ
つまり
かつ
となる.
2021.03.22記
上記内容を解答としてまとめると
[解答]
複素数平面上の異なる3点 ,, が鋭角三角形をなすことと,これを 平行移動して 倍拡大した3点 ,, が鋭角三角形をなすことは同値である.
が鋭角となる条件は ,
が鋭角となる条件は ,
が鋭角となる条件は が を直径とする円の外側であるから
である.
以上から,求める条件は
かつ
となる.
(図示略)
さらに一歩すすめて,
,, が鋭角3角形となる条件を考えれば良く, とおくと
2016年(平成28年)東京大学-数学(文科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
の問題になるので,本問の領域を
「原点中心に2倍拡大」「1だけ平行移動」「反転と 軸 に関する折り返し」を続けて行なうことにより,
2016年(平成28年)東京大学-数学(文科)[1]
の領域が得られることになる.