を 以上の整数とする. 以上 以下の整数から,相異なる 個の整数を選ぶ.ただし は必ず選ぶこととする.選んだ数の集合を とし, に関する以下の条件を考える.
条件1: は連続する 個の整数からなる集合を1つも含まない.
条件2:は連続する 個の整数からなる集合を少なくとも1つ含む.
ただし, 以上の整数 に対して,連続する 個の整数からなる集合とは,ある整数 を用いて と表される集合を指す.例えば は連続する 個の整数からなる集合 ,, を含む.
(1) 条件1を満たすような選び方は何通りあるか.
(2) 条件2を満たすような選び方は何通りあるか.
2021.03.02記
○を 個,●を 個並べて,○がある番目の数字を選び,その集合を とする.
(1) 最初が○であり,○が続けて並ばない並べ方の総数に等しい.これは最初に ○を 個,●を 個交互に並べた後に1つの「○」を「○●」に置き換える場合の数に等しいので 通り.
(2) であるから, は とも とも異なるので,以下の場合分けは全て異なる状況である.
(i) ○が 連続するとき、最初が○だから1通り
(ii) ○が 連続(□とする)して 連続しないとき、
□,○の一方を先に並べ,次に●を並べ,□,○の残りと● 個を並べるので,合計 通り
(iii) ○が 連続(△とする)して 連続しないとき、
(a) 残りの2個の○が連続(☆)するとき
△,☆の一方を先に並べ,次に●を並べ,△,☆の残りと● 個を並べるので,合計 通り
(b) 残りの2個の○が連続しないとき
△,○,○のうちの1つを先に並べ,次に●を並べ,その後に△,○,○の残り2個と● 個を並べるが,△,○,○の残り2個と● 個を並べて△,○,○の残り2個のうち先にきたものの後に●を挿入すると考えると, 通り
よって求める場合の数は