[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2022年(令和4年)京都大学-数学(理系)[2]

2022.02.27記

[2] 箱の中に 1 から n までの番号がついた n 枚の札がある. ただし n\geqq 5 とし,同じ番号の札はないとする.この箱から 3 枚の札を同時に取り出し,札の番号を小さい順にX,Y,Z とする. このとき,Y-X\geqq 2 かっZ-Y\geqq 2 なる確率を求めよ.


2022.02.27記

[解答]

X'=XY'=Y-1Z'=Z-2 とおくと,条件は X'\lt Y'\lt Z' となり,このようになる場合の数は 1 から n-2 までのカードから 3 枚の札を同時に取り出し,札の番号を小さい順にX',Y',Z' としたものと一対一に対応するので {}_{n-2}\mbox{C}_3 通りである.

よって求める確率は \dfrac{{}_{n-2}\mbox{C}_3}{{}_{n}\mbox{C}_3} である.