[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1967年(昭和42年)東京大学-数学(理科)[6](新課程)

2020.09.29記

[6](新課程) 箱の中に,1から9までの番号を1つずつかいた9 枚のカードがある.それらをよくまぜて,その中から1 枚ずつ続けて全部を取り出し,取り出した順に新しく1から9までの番号をつける.このとき,新しくつけられる番号が前もってつけられている番号に一致するカードが,ちょうど5 枚できる確率を求めよ.

2022.05.02記

[解答]
場合の数で考える.

例えば1234の並べ替えの24通りのうち,2が最初にきて場所が一致しないのは 2143,2341,2413 の3通りで、3,4が最初に来る場合も同様だから,24通りのうち9通りが番号が一致しない.

つまり,9枚のうち番号がいれかわる4枚を選びその4枚に対して9通りが題意をみたすことから,求める確率は \dfrac{{}_9\mbox{C}_4\cdot 9}{9!}=\dfrac{1}{320}