2023.11.23記
[5] を原点とする 空間において,点 と点 は次の3つの条件(a),(b),(c)を満たしている.
(a) 点 は 軸上にある.
(b) 点 は 平面上にある.
(c) 線分 と線分 の長さの和は1である.
点 と点 が条件(a),(b),(c)を満たしながらくまなく動くとき,線分 が通過してできる立体の体積を求めよ.
本問のテーマ
ベータ関数(無理矢理だが)
2023.11.23記
[解答]
軸に対する回転対称性により, が 軸上にあるときの線分 の通過範囲 を 軸について回転させてできる立体の体積を求めれば良い.
軸に対する回転対称性により, が 軸上にあるときの線分 の通過範囲 を 軸について回転させてできる立体の体積を求めれば良い.
は 軸, 軸について線対称であるから, の , をみたす範囲を求めることにする.このとき, 平面において,()とおくことができ,このとき直線 の方程式は
つまり
となる.ここで() を固定したときの
の における値域は
と増減表から, にて最大値 をとる.
よって求める体積は
となる.
知っていればこうなる,という身も蓋もない解答をしておく.
[大人の解答]
が 軸にあるとき,その包絡線の方程式は第一象限で放物線 となることが知られており,この曲線は ()とパラメータ表示できるので,求める体積は
となる.
が 軸にあるとき,その包絡線の方程式は第一象限で放物線 となることが知られており,この曲線は ()とパラメータ表示できるので,求める体積は
となる.