2024.04.20記
(1) 点 の座標を求めよ.
(2) 点 における曲線 の接線の傾きを求めよ.
2024.04.20記(17:55:38)
における曲線の接線の方向ベクトルは であるから
の中心を () とおくと
…①,
…②
が成立する. を消去して整理すると
となる. より,この2次方程式の大きい解のみ適する.
ここで となるので
である.このとき②から
となる.
(1) として となる.
(2) ,
であるから,求める値は
となる.
における曲線の接線の方向単位ベクトルとして
をとることができ,また接線の 切片を とおく.
の中心を とおくと
は 軸と接線のなす角の2等分線上にあることから
()
とおくことができる.
ここで
であるから,
が成立するので,
となる.よって原点を として
となる.
以下,[解答] と同じ.
が微小変化すると,接点は接線方向に動くので の中心は接線と 軸の角の2等分線方向に動くことから,(2)の答は と 軸のなす角の2等分線(のうち傾きが正のもの)の傾き に等しくなることが予想できる.そこで,それが見え易いように [別解] を書き直す.ここで の扱いとして
,
とおくと
,
が成立することを利用する.
における曲線の接線方向の単位ベクトルとして
をとることができ,また接線の 切片を とおく.
の中心を とおくと
は 軸と接線のなす角の2等分線上にあることから
()
とおくことができる.
ここで,, とおくと
,
が成立し,
,
が成立する.
ここで
であるから,
が成立するので, に注意すると
となる.よって原点を として
となる.
(1) のとき,, であるから
となる.
(2)
であるから, 点 における曲線 の接線ベクトルは に平行となり,よってその傾きは となる.
以上から点 における曲線 の接線の傾きは となる.
一般化してみよう.
に対して
とおくと
が成立する( を微分しても得られる).
の における接線
の 切片 は であり,接線方向の単位ベクトルとして
をとり, 切片から円の中心へ向かうベクトルを
とおくと
から
が成立するので
となり,円の中心 は
によって与えられる.これを
に注意して で微分すると
となり,
となることが証明された.