[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1908年(明治41年)東京帝國大學工科大學-數學[7]

[7]Find the min value of \dfrac{a^2}{x}+mx.

2019.02.28記

[7] \dfrac{a^2}{x}+mx の最小値を求めよ。

問題文には特に何も書いていなかったが(帝国大学が発表したものではなく受験参考書2冊を比べただけだが)、まぁ、x\gt 0としないと問題としてどうかと思うので、そう考えると、

[解答]
m\gt 0のとき相加平均と相乗平均の関係の不等式から最小値はx=\dfrac{|a|}{\sqrt{m}}のとき2\sqrt{a^2m}となる.

m\leq 0のとき最小値なし

となる。