[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1932年(昭和7年)東京帝國大學工學部-數學

2022.08.08記

[1] 黒白の各五枚づつあり.これ等を図の如く A , B 二列に列べるときに,次の各場合の確率を求めよ.

(a) A 列が全部黒札である場合

(b) A 列に唯一札の黒札があり,他は白札である場合

(c) A 列の第一枚目が黒札で,而も列中に合計三枚の黒札がある場合

(d) A 列の第一枚目と B 列の第一枚目とが共に黒札で他に再び左右黒札が並ぶ場合

□    □
□    □
□    □
□    □
□    □
A    B
列    列

[2] 次の三平面が一直線で交わるように\lambdaの値を定め,且つ其の直線の方程式を求めよ.
(2\lambda-1)x+\lambda z=0
(\lambda+1)x+(\lambda-1)y+2z=0
(-\lambda+2)x+(-2\lambda+3)y+ (\lambda-2)z=0

[3]次の曲線上の原點より最も遠い點及び最も近い點に於ける曲率半徑を求む.
x=a\cos nt+b\sin mty=a\sin nt+b\cos mt

[4](力学) 直角三角形の直角\rm Oを挟む二邊の長さをabとし,その二邊の端に夫々質量mMの質點を附け,これを鉛直平面内に置き\rm Oを固定點として小さい振動を行はしめたときの週期を求む.またmMとの比を如何にすれば週期が最大となるか.

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1932年(昭和7年)東京帝國大學工學部-數學[4](力学) - [別館]球面倶楽部零八式markIISR