[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1966年(昭和41年)東京大学-数学(文科)[5](新課程)

2020.09.29記

[5](新課程) 空間の2 点 (10,2,5)(−6,10,11) を直径の両端とする球面がある.

(1) この球面が,xy 平面からきりとる円の面積を求めよ.
(2) この球面が,z 軸からきりとる線分の長さを求めよ.

2020.09.29記

[解答]
球面の式は (x-10)(x+6)+(y-2)(y-10)+(z-5)(z-11)=0 である.

(1) z=0 を代入して整理すると (x-2)^2+(y-6)^2=25 となるので,その面積は 25\pi

(2) x=y=0 を代入して整理すると (z-8)^2=49 だから,きりとる線分の長さは 2\sqrt{49}=14