2024.01.15記
[4] 正 角形 の頂点 から辺 とのなす角が の方向に, 角形の内部に向かって出発した光線を考える.ただし とする.この光線は 角形の各辺で入射角と反射角が等しくなるように反射し,頂点に達するとそこでとまるものとする.また, 角形の内部では光線は直進するものとする.
(1) のとき,この光線はどの頂点に到達するかを述べよ.
(2) 正の整数 を用いて と表せるとき,この光線の到達する頂点を求め,またそこへ至るまでの反射の回数を を用いて表せ.
2021.01.08記
[解答]
光線を折り返して一直線にしたとき、もとの正3角形の頂点は
とおくと、(は整数)の形に書け、
光線を折り返して一直線にしたとき、もとの正3角形の頂点は
とおくと、(は整数)の形に書け、
のとき頂点A
のとき頂点B
のとき頂点C
となり、 が成立する.
(1) より となり、互いに素な組は である。 より、頂点Bに到達する.
(2) より となり、互いに素な組は である。 より、頂点Cに到達する.
それまでに辺と交わる回数(反射の回数)は
60度向きの辺とは ,120度向きの辺とは ,水平向きの辺とは の合計回である.