2021.02.02記
[解答]
(1) は と の中点を原点中心に 倍拡大したものであるから,線分 と線分 は交わらなければならない.
(1) は と の中点を原点中心に 倍拡大したものであるから,線分 と線分 は交わらなければならない.
が 上にあると仮定する.
(i) と が一致する場合, は を原点中心に に拡大したものだから は 上にない.
(ii) と が異なる点で同じ枝にある場合, と の間は線分 に関して原点と同じ側にあるので矛盾.
(iii) と が違う枝にある場合(), は第2象限または第4象限にあることになり矛盾.
よって が 上にあることはない.
(2) のとき, は の角の二等分線上にあるので,
原点中心に回転して を をうつすための回転量と,原点中心に回転して を をうつすための回転量は等しい.この回転を表す線形変換の表現行列を とすると,
, である.
このとき,
だから, は を原点中心に回転したものであるから,単位円周上にある.
注) 回転量の余弦は (時計回りと反時計回りが考えられる)である.
と が違う枝にある場合に は第2象限または第4象限にあることは,幾何的には の原点に関する対称点を とすると となることからわかる(双曲線上の同じ枝の異なる2点を通る直線の傾きは負になる)