[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2017年(平成29年)東京大学-数学(理科)[2]

本問のテーマ

2021.01.26記

[解答]
(1) y-x が1増える確率も1減る確率もともに \dfrac{1}{2} であり,6回中、3回1増えて3回1減れば良い.{}_6\mbox{C}_3\Bigl(\dfrac{1}{2}\Bigr)^6=\dfrac{5}{16}

(2) y+x=0 が1増える確率も1減る確率もともに \dfrac{1}{2} である.

つまり A=x+yB=y-x とおくと,A,B それぞれが1増える確率も1減る確率もは相手の増減とは独立に \dfrac{1}{2} となっている.
よって x=y=0 となる確率は A=B=0 となる確率に等しく(1) により \Bigl(\dfrac{5}{16}\Bigr)^2=\dfrac{25}{256}