[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2020年(令和2年)九州大学後期数学[4]

[4]

直交座標で表された次の2つの方程式
|x|+|y|=c_1\cdots\cdots (A)
\sqrt{x^2+y^2}=c_2\cdots\cdots (B)
を定義する.ただし c_1c_2 は正の定数である.

(1) xy 平面上に式(A)を満たす (x,y) を図示せよ.

(2) 極座標 (r,\theta) を用いて,式(A),(B)をそれぞれ極方程式で表せ.

(3) 原点を除く (x,y) に対して \dfrac{|x|+|y|}{\sqrt{x^2+y^2}} の最大値および最小値を求めよ.

2020.03.13記
異なる2点のL1距離とL2距離の比は1から\sqrt{2}の範囲にある。

[解答]

(1) (c_1,0),(0,c_1),(-c_1,0),(0,-c_1)の4点を結んでできる正方形

(2) x=r\cos\thetay=r\sin\theta を代入して,
(A) は r=\dfrac{c_1}{|\cos\theta|+|\sin\theta|},(B)はr=c_2

(3) 同じr,\thetaに対する\dfrac{c_1}{c_2}の範囲を求めれば良い。
\dfrac{c_1}{c_2}=|\cos\theta|+|\sin\theta|1から\sqrt{2}の範囲にある。