[2]
を 以上の自然数, を実数として,次の条件によって定められる 個の項からなる数列 を考える.
(1) とするとき, 数列 の一般項 を求めよ.
(2) 数列 の一般項 を求めよ.さらに を満たす を とするとき, を の式で表せ.
(3) (2) で求めた について, の場合における数列 の中で最小の項を とする. となるすべての を の式で表せ.さらに, を求めよ.
2021.03.19記
[大人の解答]
階差演算子,つまり を用いて となる.階差を2回とったら の1次式になるので, は の3次式であり, であるから, となる.
ここで , であるから, となり,, となる.
よって ,
となる.
ここで より だから , となる.
階差 の正負に着目すると
となるので, は のときに最小値 をとるので, で に収束する.
以上から,
(1)
(2) ,
(3) となるすべての は であり,
となる.
まぁ,普通に
[解答]
(1) により が成立するので,
となる.
(2) であるが, より である.
(3) , となる.階差 の正負に着目すると
となるので, は のときに最小値 をとるので, となる をすべて求めると である.このとき であるから,
である.
でいいかな.
(おまけ) 和分の記号として積分記号に対応するものとして, というものがある.