[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1942年(昭和17年)東京帝國大學(秋入学)工學部-數學

[1] 一平面上にn箇の圓があり,いづれの二圓も必ず二點に於いて交はつてゐる.これらの圓は平面を何箇の部分に分つか,但し3箇以上の圓が同一點に交はることはないとする.

[2] 二本の直交する直線に接する半長短軸が夫々a,\,bなる一定形の楕円の中心の軌跡を求む。

[3] 曲線y=a-\dfrac{x^2}{2a}の上の一點Pに於いて原點と反對側に引いた法線の上に點Qを採り,PQの長さをaに等しく採る場合に,點Qの軌跡とx軸との間に包まれる部分の面積を求めよ,但しaは正の實數とす。

[4] 同一高さにある滑かな釘A,B(その間隔は2mとす)に充分長き糸をかけ,兩端に各々75g の重錐をかけ釣合状態にあらしむ,今ABの中央C點に100gの重錘をかけ急に手を離して降下せしむるときC點の降下する最大距離を求む,但し糸の質量は無視するものとする。

2020.03.03記
[2] 直行 -> 直交

[4] 充前長き -> 充分長き、重錐と重錘の混在は資料ママ、

1942年(昭和17年)東京帝國大學(秋入学)工學部數學[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
1942年(昭和17年)東京帝國大學(秋入学)工學部數學[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
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1942年(昭和17年)東京帝國大學(秋入学)工學部數學[4] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR