[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1943年(昭和18年)東京帝國大學農學部-數學[2]

[2] 微分学ニ於ケル平均値ノ定理ヲ述ベ且ツ之ヲ證明セヨ。

2020.03.31記
普通の教科書に載っている平均値の定理は Lagrange の平均値の定理。高校生の知識では

最大値の原理(閉区間で連続な関数には最大値が存在する)をみとめて、
ロルの定理証明した後、線型変換で一次関数をシフトして証明する。

ある時点の速さが、ある区間における平均速さと一致する瞬間が存在するという定理。

Cauchy の平均値の定理は、平面において、ある時点の速度ベクトルの方向と、最初と最後の点を結ぶベクトルの方向が平行となる瞬間が存在するという定理。