[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1950年(昭和25年)東京大学(新制)-数学(解析I)[3]

[3] 次の圖に示したのは x=\pm 1y=\pm 1 で圍まれた正方形である. x-y はこの正方形の中で左圖の + としるした部分で正の値をとり,- としるした部分で負の値をとる.

x-y のかわりに次の諸式を考えると,この正方形のどの部分で正,あるいは負となるか.上の例にならつて圖に記入せよ.

(1) x+y

(2) x^2-y^2

(3) (x+y)^2-1

(4) |x|-|y|

(5) |x-y|-1

解析I の [1][2] は共通問題である

2024.09.25記

[解答]
(1) y\gt -x より


(2) -|x|\lt y\lt |x| より



(3) 「y\lt -x-\dfrac{1}{2} または -x+\dfrac{1}{2}\lt y」より



(4) (2)と同値なので



(5) 「y\lt x-\dfrac{1}{2} または x+\dfrac{1}{2}\lt y」より