[6](旧課程),,, を実数として とおく.
(i) 方程式 が4個の相異なる実根をもつとき,実数 に対して,方程式 の実根の個数を求めよ.
(ii) つの方程式 , が 個の相異なる実根を共有するとき,曲線 は 軸に平行なある直線に関して対称であることを示せ.
2019.04.03記
[解答]
(i) の解を小さい順番にとおくとである.
とおくと,これは4次式でであるから,の実根の個数は4つ.
(i) の解を小さい順番にとおくとである.
とおくと,これは4次式でであるから,の実根の個数は4つ.
(ii) とおき,とおく.
はで割り切れるので,
からとなる.
よって,となり,に関して対称となる.
2020.02.27追記
多項式について、をで割った余りをとすると、はの全ての変曲点を通る。
今、がで割り切れるので、の全ての変曲点は軸上にあることがわかる。
本問(ii)の場合、4次関数に2つ変曲点があり、その座標が等しいならば、その4次関数は線対称となるということを示している。
2023.08.16追記
[解答] で とおくと
が で割り切れる条件を考えることになるが, の奇数乗の項が しかないので,これを割り算で変化させることはできないから はほぼ自明であり,よって
偶関数 が 軸対称であることがわかる.