2021.01.13記
(1) と の交点を求めて
同様に だから,2点間の距離の公式より
(∵)
(2) tan の加法定理により
だから,
となり,が有理数ならば も有理数.
(3) より大きく より小さい 個の異なる有理数を用意し,それらを()とする. によって定め, によって単位円周上の異なる 点 ()を定めると,これらの 座標は全て有理数であり,(2) よりどの線分 の長さも有理数である.
各 の座標, 通りの線分の長さは有理数であるから,それらを既約分数で表現したときに登場する全ての分母(整数の場合は1とする)に対する最小公倍数を とし,各 を原点中心に 倍拡大した点を ()とすると,各 は格子点で,それらの任意の異なる2点の長さは整数であり,これらは半径 の円周上にあるので,どの3点も同一直線上にはないので,題意をみたす 点となっている.